新卒入社者スペシャルインタビュー
MSC部 大原
2016年入社。
ETN-EHS部を経て、2018年7月よりマニュファクチャリングサプライチェーン(MSC)部に所属。現在はマテリアルサプライプランニングチームのマネージャーを務める。
キャリアパスは人によって多種多様
自由度が高いところが魅力です
Q. コスメロールに入社するまでの経緯をお聞かせください。
大学・大学院では、分子生物学の研究をしていました。研究者になろうとも思っていましたが、いろいろなバックグラウンドを持った人と関われるお仕事がしたいという気持ちがあり、広く就職活動をすることに。その中でコスメロールに出会ったのですが、まず、多様性を謳っているところにひかれました。そして入社後のキャリアは人それぞれで形成されていくというのを知り、まだやりたい職種が具体的でなかった自分にとってはいろいろな可能性を感じることができたので、入社を決めました。
Q. 入社してからこれまでのお仕事の内容について教えてください。
最初に配属されたETN-EHS部は、工場の水・電気などのインフラ整備から従業員の安全管理まで、生産活動に必要な土台になるものを見ている部署です。私が主に担当していたのは廃棄物の処理。廃棄しなければならない原料や資材などが正しく処理されているか、実際に廃棄業者の焼却ピットまで確認に行くこともありました。
その後、MSC部に異動。最初に担当したのはマスタープランナーという月単位の生産プランを立案する仕事です。資材・原料の入荷状況、生産現場のキャパシティなどを考慮しつつ、市場のニーズに沿うように生産プランに落とし込みます。
現在は資材・原料の調達を担当するチームで、調達から在庫管理を行っています。市場の変化に応じて日々変化する生産プランを達成できるよう、サプライヤーと発注数量や納期を調整しながら、中長期的なリスクも見据えて適正在庫を保つように心がけています。
ETN-EHS部では工場の稼働に必要な土台部分を、MSC部では原材料が入ってくるところから製品として市場に出ていくまでの流れを知ることができ、工場のインプットとアウトプットを広く見る経験ができていると感じています。
Q. 効果的に仕事を進めるために役立っていると感じる、大学での学びや経験は?
研究では、いろいろな事実から自分なりのポイントを見つけ、実験をし、結果を出し、分析し、再度計画しなおす、というプロセスを繰り返してきました。また、データを見るときには、変化があるところに注目するよう意識していました。
今の仕事はたくさんの情報を扱います。どのデータのどの部分に注目し、そこからどんなアクションを起こすかということを考えるのは、学生時代の経験が生かされていると思います。
Q. コスメロールで仕事をしてきて、自分が成長したと感じる点、周囲から学びを得たと感じるポイントは?
人を巻き込んで何かをする、というところは鍛えられたと思います。どんな会社で何をするにしてもそうだと思いますが、仕事は、自分の頭の中だけで解決できないことが本当に多く、常にたくさんの人の協力を得て成し遂げられるもの。ようやく、誰をどう巻き込めば良いかがわかってきました。
Q. コスメロールの魅力はどんなところでしょうか?
人によってキャリアパスが多種多様で、自由度が高いところです。上司は、そのときの個人の関心や経験を踏まえて、その後のキャリアパスを一緒に形成してくれます。そして年齢がボトルネックにならない。早いうちから責任あるポジションに就くというのは、望んでいてもなかなかできないと思いますが、コスメロールは意欲がある人には機会を与えてくれます。もちろん、その分大変なときもあります。でもそこは、周りが一緒になって解決してくれるというところも、この会社の魅力です。
Q. 就職活動中の方にメッセージをお願いします。
自分の勉強したことや経験したことから絞り込んでいる人も多いと思うのですが、私自身は、会社に入ってから新しいことにチャレンジしています。これまでの知識や経験に捉われずに、今、何に関心があるかを軸に考えると、人生はすごく選択肢が増えて楽しいんじゃないかと。コスメロールのように自由度の高い会社もあるので、自ら将来の可能性を狭めずに柔軟でよいのではと思います。
品質部 庭山
2017年入社。
同年9月より品質部品質管理課に所属。2022年からは資材の品質管理を担当するチームのマネージャーを務める。
一人ひとりの強みを生かして
チームで大きな仕事を成し遂げる会社です
Q. 現在のお仕事の内容を教えてください。
品質部は、大きく分けて「品質技術」「品質管理」「品質保証」の3つの柱があり、僕はそのうちの品質管理の仕事をしています。担当しているのは、ボトルやポンプなど資材の品質管理で、自分も含めて7人のチームのユニットリーダーも務めています。
具体的には、外部のサプライヤーから仕入れる資材の検査を行います。傷がないか、水を入れてみて漏れがないかなど確認をし、問題があればサプライヤーと原因を探る。広い視野と細かい視点をバランス良くもちながら、解決策を考えるのが醍醐味です。
チームリーダーとしては、生産量が増えたときの体制作りなど、戦略を立てることも行います。また、人材育成も大事な仕事。この人にはどんな役割を与え、ゆくゆくどう成長してほしいか、といったことを、僕自身の上司と相談しながら成長計画を立てています。
Q. 学生時代の学びや経験が、現在の仕事に生きていると感じることはありますか?
学生時代は、農学部で微生物の研究をしていました。僕は考えることが好きで、研究者に向いているタイプ。それでも勉強した分野ではなく化粧品業界に就職したのは、マイナスをプラスにするような問題解決に関わることができる仕事だと考えたからです。
学生時代から意識していたのは、自分が考えていることは積極的に誰かに伝えるということ。もちろん意見を伝えて同意されることもあれば、反対されることもあります。でも、せっかく自分が何かの意見をもっていても、周りに伝わらず、何も考えていないと思われることは、自分にとっては損。特に仕事を始めてからは、自分が考えた戦略を常日頃から伝えておくことで、その戦略が必要な状況になったときに周りが追い風になってくれるというメリットも強く感じるようになりました。
Q. コスメロールで働いていて感じる、世界No.1の化粧品会社としての強み、規模感は?
コスメロール以外の、世界にある他の工場の情報が入ってくることは、良い刺激になります。僕は戦略を考えることがすごく好きで、今のチームでも意識して行っていますが、ゆくゆくは工場全体の方向性を考える仕事がしたいと考えています。「あの工場ではすごく面白そうなことをやっている」「この方法はコスメロールにも取り入れたい」など、他の工場の情報からインスピレーションが生まれ、それがコスメロールにも生かせることがある。世界規模のグループにいることで、そうした情報にふれる機会が多いのは良いですね。
Q. コスメロールの魅力とは?
コスメロールは、人と協力して人を上手に巻き込みながら、一人では達成できない大きな仕事を成し遂げるという風潮があるように思います。「ネットワークで仕事をする会社」という言葉をよく耳にします。
僕は元々、チームワークが得意なタイプではないと思っていました。でも、状況を分析して、チームがどこに向かうべきかを考えることは得意だと思っていて、チームにはそういった貢献のしかたをするべきだと思うようになりました。それは、上の人が自分のことも見ていてくれるから。どういうタイプであっても、強みも弱みもわかったうえで育ててくれる。苦手なことがあっても強みを生かしてどう貢献するかを考えることができる前向きな会社だと思います。
品質部 NOH
2019年入社。
同年11月より品質部に所属。品質技術のチームでプロセスエンジニアとして働いている。
いろいろな国の多様な人々と
同じ目的をもって働けることを誇りに思います
Q. 現在のお仕事の内容を教えてください。
私は、品質部の「品質技術」「品質管理」「品質保証」の3つの柱のうち、品質技術の仕事をしています。新製品のLaunchにかかわっており、今現在、担当しているのはリップスティックとリップグロスのメイクアップ製品です。プロセスエンジニアは、新しいLaunchが始まるときに、原料から製造、充填仕上げ、出荷までのすべての工程がスムーズに進めるように工程を最適化することがメインの業務です。そのため、開発チームとは工場の設備に関しての技術的専門性を持ってかかわり、品質管理、品質保証チームはもちろん製造・生産チームとも意見を交えながら工程を考えています。その他にも、品質問題に対しての技術的なサポートを行っております。
Q. 学生時代の学びや経験が、現在の仕事に生きていると感じることはありますか?
私は韓国の大学で経済学を勉強した後、応用化学を学ぶために日本に留学しました。日本の大学・大学院での専門分野はバイオマテリアルとテラヘルツです。学生時代の研究で一番大切にしていたことは、何のための研究なのか、研究で何を達成したいのか目的を明確にすることでした。今の仕事でも何のために、誰のためにと目的を常に意識することで、多様なデータや情報の中から仮説を立て、アクションを起こしたりしています。
Q. コスメロールで働いていて感じる、世界No.1の化粧品会社としての強み、規模感は?
環境のためにかつお客さまに良い製品を届けるために、一生懸命考えていてそれを実行・実現している点がとても良いと感じています。100%再生できる資材への入れ替え、工程をより効率化し資源の無駄な消費を減らすための取り組みは自分の仕事が少しでも環境に貢献できていると感じることができ、とてもやりがいがあります。コスメロールでは製品はもちろん環境も常に考えているところが素敵だと思います。
また、コスメロールで働く前は遠く感じていたフランスや中国など海外の人たちと、日本にいながらミーティングをするという日々の中、世界をより身近に感じるようになりました。いろいろな国の多様な人たちと、お客さまのことを考え、環境のことを考え、同じ目的をもって仕事ができることは、このグループの規模の大きさを感じます。
Q. コスメロールの魅力とはどんなところですか?
多様性を認めてくれる雰囲気です。私は外国人として日本で働いていますので、言語はもちろん文化的な違いや仕事の進め方に対する認識のギャップを感じることもあります。多様性を認め、私を含めて誰もが発言しやすい環境づくりができています。そういった雰囲気を作り上げる気配りやリーダーシップは素敵だと思います。みんながそれぞれの違いを認めて、それぞれの強みを生かしながら、みんなで成長していけるところがコスメロールの一番の強みで魅力だと思います。